車中泊の楽しみ方と注意しておきたいこと
キャンプ人気が続いている昨今、新しいレジャーとしてキャンプよりも快適に過ごしたい方に人気なのが車中泊。
今回は車中泊の楽しみ方と、車中泊をするときに注意しておきたいことをお話していきます。
目次
1: 車中泊の楽しみ方とは
車中泊とは字のごとく「車で泊まる」楽しみ方。では、車中泊によって具体的に楽しめる方法はというと、これがいろいろとあるんです。
(1)移動しながら楽しめる
一般的な旅行というと目的地やルートをがっちり決めて向かうことが多いと思います。これは宿泊施設の予約や公共交通機関のダイヤという決まり事があるからです。
しかし車中泊ならどうでしょう。まず宿の予約が必要ありません。自分が運転している車で泊まりますから問題なしです。
つづいてルート。ダイヤはありません。自分の運転で決められます。
メインルートから少し外れたところにある道の駅へ訪問することもできますし、偶然通りかかった農協の前で開かれている「朝市」へ立ち寄るのもOK。
従来の「目的地とルートありき」という窮屈な旅行ではなく、移動しながら目的地や訪問場所を決めながら楽しめるのです。
例えば移動途中に海が見えたら、海に近いルートを選んでも差し支えありません。少しルートを外れるだけで見晴らしの良い展望台があるなら立ち寄ってもいいんです。
移動しながら楽しめる。そして、移動しながら楽しみを発見できるのが、車中泊の楽しみ方です。
(2)非日常を楽しめる
車中泊をするだけでも楽しめます。それは、普段とは違う場所で寝ることになるから。
いつもの部屋のベッドではなく、車という別の空間になるだけで非日常を楽しめます。小さなお子さんならワクワクして眠れなくなることもあります。
ストレス過多な現代社会において、非日常を楽しみながらリラックスできる空間を手に入れることは大切です。
(3)丸一日を存分に楽しめる
テーマパークなど、一日全部を使わないと隅々まで楽しめない。こういう時ってありますよね?
こういうケースで楽しめるのが車中泊。というのも車中泊なら前乗りでテーマパークの近くへ入っておけば、当日は朝一番で入場して楽しめます。
道路は渋滞しづらい夜に移動し、朝一番から楽しむ。こういう楽しみ方もあります。
(4)温泉のはしごを楽しめる
温泉を楽しみたい方も多いでしょう。
しかし温泉というのは、どうしても郊外にあります。そのため電車やバスで向かうと結構時間がかかりますし、1日に1つしか楽しめないということもあります。
そこで車中泊です。車中泊なら、郊外にある温泉まで車で直行。自分の車で移動できますから1日に2つ3つの温泉を楽しむこともできます。
そして、温泉を楽しんだ後は車中泊で就寝。疲れを残さない「温泉のはしご」を楽しめます。
(5)軽装備でキャンプを楽しめる
キャンプに行きたい。でも装備が多そうなので躊躇している。
わかります。キャンプに行くとなるとテントやタープのように大きなアイテムだけではなく、細々としたアイテムも必要になり、結局は大荷物での移動で面倒くさくなる。経験からもわかります。
でも、キャンプしたいんですよね。こういうときこそ車中泊を楽しみましょう。車中泊なら最小限の装備でキャンプを楽しめます。まず究極的にはテント無しでもOK。荷物を入れるのも寝るのも車ですから。
テントが要らないとペグとかロープとかシートとかもかなり持って行かなくてすみます。軽装備でキャンプを楽しむなら車中泊がベストです。
(6)絶景を楽しめる
「死ぬまでに見たい○○」というキャッチコピーで紹介されることの多い絶景。
確かに一度は見てみたいけれど、絶景の場所をGoogleマップで確認すると、、、僻地だったりします。電車やバスもなく、タクシーという選択肢も無さそう。
しかし車中泊なら絶景を楽しめます。まず移動は自分の車ですから僻地にだって好きなルートで向かえます。
絶景を見た後、帰りが遅くなりそうな場合でも宿泊施設が無くても大丈夫。車中泊すれば夜中になれない道を走る必要はありません。
(7)時間にとらわれずに楽しめる
車中泊の楽しみ方で最も贅沢なのがこれ。
時間を気にせず、好きな場所で楽しめること。
できそうで出来ないと思いませんか?
何をするでもなく、ただ自分の好きな場所で時間を気にせずゆっくり好きなことをする。車の中で寝転びながら本を読んでもいいですし、景色を眺めているだけでもいいですね。
時間に追われることの多い時代だからこそ、贅沢な楽しみ方だと思います。
2: 車中泊の魅力
車中泊には次のような魅力があります。
(1)気軽な旅
装備も少なく、スケジュールもあまり関係なし。
本当の意味での「旅」を楽しめるのが魅力です。
(2)自然を満喫
車でしか行けない場所こそ自然が多い場所。
そういうところで新鮮な空気と美しい景色を満喫できるのも車中泊の魅力です。
特に夏や冬の夜空は車中泊だからこそ見られる美しさがあります。
(3)費用の節約
3名以上で移動して宿泊するなら、車中泊は費用の節約になります。
(4)虫対策
キャンプをしたいけれど虫が苦手。アウトドアでは回避するのが難しいことです。
しかし車中泊なら、かなりの確率で虫対策できます。テントで寝るよりも虫が車内に入ってくることが減ります。
3: 車中泊の注意点
車中泊をするとき、次の注意点を理解しておきましょう。
- (1)カーテンは必需品
- (2)ドラレコもあった方がいい
- (3)車中泊に適した場所を選ぶ
- (4)銭湯や温泉が近くにあると快適
- (5)停車中のアイドリングはやめよう
- (6)定期的な休憩と運動
- (7)音に対する注意
常識の範疇ですが、守れない人もいらっしゃいます。特に車中泊する場所やアイドリング、音に対する注意点は気をつけましょう。
車中泊する場所ですが、RVパークやオートキャンプ場がおすすめです。
アイドリングは基本NGと考えましょう。電源が必要なアイテムを使うならポータブル電源を持って行くのがおすすめです。
音に対する注意ですが、音楽などは適度な音量にすることがマナーです。あなたが好きな音楽を誰もが好きとは限りません。これはスマートフォンやタブレットで再生される動画にも同じ事が言えます。
また、話し声も時間を考えましょう。日が暮れてからの大きな声での会話は、近くに同じように車中泊している人や、テントで泊まっている人からすると迷惑に感じられます。
4: 車中泊をもっと楽しむ方法
車中泊をするとき、普通乗用車やハイエースなどでもできますが、車内空間の広さや使い勝手、ベッドの性能などを考えるとキャンピングカーには勝てません。
「でも、キャンピングカーを購入するのはちょっと」という方も多いはず。そこでおすすめしているのがキャンピングカーのレンタカー。
必要なときだけ借りるので、所有することで発生する税金やメンテナンスの費用は必要ありません。
また、キャンピングカーという非日常的なスタイルと装備は、車中泊の楽しみ方を増やしてくれます。
5: まとめ
車中泊の楽しみ方をご紹介しました。
好きな場所まで移動し、近くで泊まれますから便利です。ぜひ今年の夏は車中泊を体験してみてほしいと思います。
より快適に(夏ならエアコンが効く!)車中泊を楽しみたいなら、キャンピングカーのレンタルがおすすめです。