レンタカーで遊ぼう!キャンピングカーの基礎知識を紹介
車を所有するのではなく、必要なときだけ使う。そんなシェア型が少しずつ広がっています。
昔からあった普通乗用車や軽自動車のレンタカーだけではなく、最近はこういったシェア型で遊びたい、楽しみたい、旅行をしたいという方のために、なかなか購入までは踏み切りづらい「キャンピングカー」のレンタカーも増えてきています。
そこで今回は、レンタカーの中でも最近人気が高まっているキャンピングカーの基礎知識を紹介していきたいと思います。
1: キャンピングカーってなに?
キャンピングカーと聞くと、どのような印象をお持ちでしょうか。
海外ドラマや海外映画が好きな方なら、アルミ製のバスみたいにながいトレーラー形式の部屋をイメージされるかもしれません。
また、キャンピングカーそのものが「家」となって暮らしているトレーラーハウスを思い出す人もいるでしょう。
ヨーロッパ地域をイメージされる方なら、オートバイのレースなどモータースポーツの転戦時にモーターハウスと呼ばれる大型のバスに部屋がついているものを頭に浮かべられるかもしれません。
これらすべて大きな視点では「キャンピングカー」と言えますが、日本におけるキャンピングカーというと、バスのような大型なものではなく、もう少し小さなトラックの荷台に居住空間が乗っかっている車を指していることが多いです。
海外のものと比較すると長く暮らすものではなく、寝泊まりできる設備がある「宿」や「休憩所」の代わりになる車というのが日本的なキャンピングカーのイメージだと思います。
2: キャンピングカーの種類を知っておこう
日本におけるキャンピングカーには、独特な種類があります。
それぞれに特性やメリットがありますので、あなたが楽しみたいシーンに適した種類のキャンピングカーを選ぶことが大切です。
(1)キャブコン
日本でキャンピングカーというとこの種類が知られています。
トラックをベースに、荷台部分へ居住空間を乗せたキャンピングカーです。
大人なら4~5人くらいは余裕で楽しめる室内の広さや、キャンプに適した装備が車に取り付けられていますので、家族や友達とアウトドアを楽しむのにもぴったりです。
(2)バンコン
ハイエースやNV400など、ワゴンタイプの車をベースにしたキャンピングカーです。
このタイプは外から見てもキャンピングカーとわかりづらいのが特徴です。
キャブコンよりも居住空間が少なくなりますので、大人3人くらいを目安に楽しむのなら問題ありません。
大きさや高さなど、一般的なワゴン車なので扱いも変わらないので初めての方でも安心して運転していただきやすいタイプです。
(3)軽キャン
軽自動車をベースにしたキャンピングカーです。
おわかりのとおり、軽自動車をベースにしているため居住空間は広くありません。
寝泊まりするだけのスペースで、大人2人が限界かと思います。
ただ、軽キャンは車が小さいので運転がしやすいんですね。ですから四国八十八カ所巡りや、西国巡り、峠を使ってキャンプへ行きたい人にはぴったりなタイプだといえます。
(4)大型のバスコンやトレーラー
こういうのを扱っているお店もあります。
どちらもかなり大型なので、運転に慣れている必要がありますし、場合によっては大型免許や牽引免許が必要な場合もあります。
特にトレーラーの場合は、単に長いだけではなく前と後ろが連結しているため、ハンドルを切るときには内輪差を気にする必要が出てきます。
また、バックしながら左右に振りたい場合、トレーラーは押されることで動いているため、普段とは逆のハンドルさばきが必要になることもあります。
大人数での移動や、余裕のある居住スペースは魅力的ですが初めての方は大型車になれてからの方がよいでしょう。
3: キャンピングカーって運転できるの?
キャブコン、バンコン、軽キャン。こういったタイプに関しては普通免許で運転できます。
ただし最近は普通免許にも制限がありますので、レンタカー会社に確認しておくことは必要です。
運転免許に関しては制限だけですので、ほとんどの場合は問題ありません。
実際に運転できるのか心配されるポイントとしては以下のようなことがあると思います。
(1)高さ
キャンピングカーの中でもキャブコンは背が高いです。
そのためトンネルや高架下、高さ制限を設けているショッピングストアー、コンビニなどの駐車場へ入るときには注意が必要です。
一般的な乗用車と同じ感覚で突っ込むと「ガリガリガリ~」って音が屋根に響きます。「やっちゃった」ですね。
アイリンクスでレンタルしている車の場合は、こういった事故が起こらないように運転席から見える部分に車の高さを記しています。
この数字をチラチラ見ながら運転してもらえると、危なそうなところは停止して確認できますので安心です。
(2)重さ
普通乗用車とは違い居住空間がありますので車重が増えています。そのため下り坂などでスピードを出し過ぎるとブレーキをかけても止まりづらいことがあります。
普段よりも慎重に、スピードを出し過ぎないように運転していただければ問題ありません。
(3)横風
高速道路やトンネルを出たところで合いやすい横風。キャブコンの場合は風が当たる面積が多いためハンドルが振られやすいです。
ここでも普段よりも慎重に、スピードを出し過ぎないように運転していただければ問題ありません。
4: キャンピンカーレンタルの基礎知識
楽しくキャンピングカーをレンタルいただくために、次の基礎知識を知っておいていただけると良いでしょう。
(1)ペット
レンタカーの利用を考えておられる場合、キャンピングカーへ一緒にペットも同行するのかどうかをレンタカー会社へ話しておきましょう。
アイリンクスの場合は「ペット可」車両がありますので、お伝えいただけますとそちらのキャンピングカーをご案内させていただきます。
(2)トイレやシャワー
キャンピングカーによって付いているものとそうでないものがあります。
今の日本の道路事情を考えると、道の駅などもありますので無くても何とかなりますが、小さなお子さんがいらっしゃる場合はガマンの限界というケースもありますので確認しておきましょう。
(3)レンタル費用
レンタル費用ですが、いつも同じではありません。
レンタカー会社によって違いはありますが、大きく分けると
- 平日
- 土日祝
- ゴールデンウィークや夏休みなど
こういった人が動く曜日や時期によって費用が変化します。
できれば平日にご利用いただくと、もっともお安くゆっくりと楽しんでいただけると思います。
5: まとめ
レンタカーで人気が出てきているキャンピングカー。
普通自動車免許があれば、簡単にレンタルして楽しむことができます。
行き先で宿の手配をする必要もありません。キャンプ場でもテントの出し入れをする面倒もありません。
鍵がかかった空間で安心して眠ることも可能です。
今年の行楽はキャンピングカーで楽しみを増やしてみてはいかがでしょうか。