キャンピングカーレンタルの保険とは?事故に遭わない注意点も紹介!
家族で気兼ねなく移動したい。旅行へ行くにも、これからは新しい暮らし方を取り入れて、できるだけソーシャルディスタンスを意識したい。
このように考えておられる方も増えていると思います。
そこで、家族だけの空間で快適に過ごせ、しかも安心できる移動方法としてキャンピングカーレンタルが注目されています。
でも、キャンピングカーレンタルを利用しようと考えたとき、誰もが気になるのが「事故」に遭ったときの保険ではないでしょうか。
そこで今回は、キャンピングカーレンタルの保険について。そして保険を利用しなくても良いように「事故に遭わない注意点」についてご紹介していきます。
目次
1: キャンピングカーレンタルで事故に遭ったら?
キャンピングカーをレンタルして楽しんでいるとき、事故に遭ったらどうなるのか。
このような不安をお持ちの方も多いことでしょう。まず最初に覚えておいていただきたいことは、キャンピングカーのレンタルも、軽自動車や普通乗用車のレンタカーも同じように、レンタルしている会社が「保険加入」しているのが一般的です。
そのため、万が一旅先や移動先で事故に遭った場合でも、レンタカー会社へ連絡するだけで、保険会社へはレンタカー会社が対応してくれます。
ただし、ここで注意しておきたいことがあるんですね。
というのも、事故に遭ったときって誰でも同じですが動揺するものです。
- どうしよう
- なにをすればいいの?
- 頭が真っ白
こんな状態になってしまいます。そのため、次の大切なことを行わないために、正しく保険金が受け取れない、保険が使えないというケースもあります。
(1)救急車を呼ぶ
まず、事故に遭ったときですが、最も大切なのが救急車を呼ぶことです。
これは事故の被害者、加害者、どちらの立場になったとしても、一番に行動するべきことだと覚えておきましょう。
見た目には大した怪我をしてそうに思えない場合でも迷う必要はありません。とにかく自分の携帯電話や近くの人に119してもらうことが大切です。
(2)警察を呼ぶ
救急車を呼んだら、次に警察を呼びましょう。救急へ連絡したことで警察に連携されることもありますが、されていない場合は110することが大切です。
というのも警察へ事故の連絡をしておかないと、後々になって保険請求できないこともあるからです。これも迷うことなく連絡しましょう。
救急車や警察を呼ぶときですが、事故の相手が「いらない」「呼ばないで」と拒むことがあります。でも、こんな話を聞いてはいけません。
相手が拒んでも、あなたが連絡するようにしておきましょう。
(3)レンタカー会社へ連絡する
救急車と警察へ連絡した後、キャンピングカーをレンタルしたお店に連絡しましょう。
事故の詳細や救急車、警察を呼んだことも合わせて伝えておきましょう。
レンタルしたお店に連絡すると、後はお店の方から指示がありますので、その内容に沿って対応していけば安心です。
2: キャンピングカーレンタルは保険が適用される
キャンピングカーをレンタルするときは、軽自動車や普通乗用車のレンタカーと同じように、利用者が保険に入ることになります。
そのため、運転中(レンタル中)事故に遭っても、事故による損害を全額賠償することにはなりにくいものです。
では、キャンピングカーをレンタルするとき、どのような保険に入るのかというと
- 対物補償
- 対人補償
この2つが基本です。
対物補償は「物」に対する補償、対人補償は「人」に対する補償ですね。
これらはお車をお持ちの方なら、ご自身の車の保険にも掛かっている内容なのでわかると思います。
さて、ここからがキャンピングカーレンタルのポイントです。
キャンピングカーをレンタルし事故に遭った場合ですが、基本的には保険適用されます。そのため保険の条件で決められている「免責金額」を払えばOKというのが一般的です。
しかし、ここでキャンピングカーレンタル(一般的なレンタカーも同じですが)には、免責金額以外の出費が必要になることもあります。
- 対物補償
- キャンピングカーが修理で使えない期間の費用負担
それぞれ、キャンピングカーをレンタルしているお店によって、どれくらいの費用目安になるのか違っていますので、一概に「○○万円」とは言えませんが、概ね
- 対物補償自己負担額10万円前後
- 使えない期間の費用負担が10万円~
このようなケースが多いものです。
仮に対物事故の場合ですと、
- 相手の車の修理代
- キャンピングカーの修理代
- 使えない期間の費用負担
このようになりますので、レンタルするときの保険内容や条件をきちんとチェックしておかないと、予想外の出費になることもあります。
ですから、キャンピングカーをレンタルするとき、単に利用料金が安いからというだけでお店を決めてはいけません。
万が一のときの対応や、修理代に対する考え方。修理中の車の費用負担なども考慮して、トータルで気持ちよく使えるお店を選ぶべきなのです。
3: キャンピングカーレンタルの保険について知っておきたいこと
次のポイントがあります。
- 対人
- 対物
- 車両
- 人身障害
このようなケースで、保険がどのように適用されるのか、お店のホームページやパンフレットで確認しておきましょう。
細かく「条件」が記載されていますので、きちんと見ておくことが大切です。
次に知っておきたいのがコレ。
- 盗難
盗難された場合、保険がどのように適用されるのかも知っておきましょう。
そして、事故に遭った場合、あなたが負担しなくてはならなくなる費用の内容も説明しておいてもらってください。
4: キャンピングカーレンタルで事故に遭わない注意点
何をおいても事故に遭わないのが一番です。
最初から次の点を注意しておきましょう。
- (1)高さに注意
- (2)横風に注意
- (3)スピードの出し過ぎに注意(横転する可能性があります)
- (4)ブレーキに注意(車重があるので急に止まれません)
- (5)内輪差に注意(カーブでぶつける原因です)
- (6)死角に注意(見えづらい部分があります)
- (7)高速道路に注意(スピードが出やすく横風が強いです)
- (8)急いで移動しない(急ぐと事故の元です)
軽自動車や普通乗用車とは違い、車が重いのと高さがあるので、急な運転は事故につながります。
特にキャンピンカーで多い事故は、屋根を擦ってしまう事故。
トンネルやファストフード店のドライブスルーなどが危険です。
また、高速道路や道の駅のパーキングに停めるとき、死角ができやすいので目視することも大切です。
さらに、狭い駐車スペースへ入れようとすると、内輪差によって車の横を擦ってしまうこともありますので、余裕のあるスペースに移動して停車する余裕を持っておきましょう。
5: まとめ
キャンピングカーをレンタルするときには、保険の適用範囲や万が一の場合に、自分が負担することになる費用の説明を受けておきましょう。
事故は、いつ起こるのかわかりません。いくら注意していても自分の責任ではない「もらい事故」もあります。
楽しく過ごすためには、安心できる保険について理解し、いつもよりゆったりとした気持ちでキャンピングカーをレンタルしてもらいたいと思います。