キャンピングカー購入のデメリットとは?買う前に試してみたいレンタカー
キャンプ人気が高まると共に、じわじわと人気が高まっているのがキャンピングカー。
これまでのテントやタープや寝袋だけのキャンプではなく、もっとじっくりとアウトドアを楽しめるアイテムとして注目されています。
そのためキャンピングカーを購入しようと計画する人が増えているのですが、こういう乗り物は用途に特化した作りになっているため、購入してから後悔される方も少なからずいらっしゃるのが現実。
そこで今回は、キャンプブームよりも前からキャンピングカーに関わっているアイリンクスが、購入のメリットとデメリット。購入前にチェックしておきたいポイントについてお話していきます。
目次
1: キャンピングカーのメリット
キャンピングカーには時間と場所の制限を、これまでより自由にできるなど様々なメリットがあります。
特に次にお伝えするメリットはキャンピングカーだからこそ手に入れることのできるメリットです。
(1)宿泊
旅に出るとき、宿泊施設の予約が必要になります。しかし、旅のタイミングや曜日、カレンダーの並びによっては、行きたい時に行きたい場所で宿泊施設が予約できないこともあります。
また、大きなイベントへ参加されるとき、前泊してから余裕をもって参加しようと考える方もいらっしゃるはず。こうしたときも、会場近くの宿泊施設は満室になってしまい、結局は遠く離れた場所で泊まるか、当日の早朝に出発することになります。
しかし、キャンピングカーがあると、こういった宿泊施設に関する問題を、かなり改善することができます。
例えば、一般的な宿泊施設よりも予約のとりやすいオートキャンプ場を予約する。RVパークを予約する。こういう方法で、行きたい時に行きたい場所へ旅に出ることができます。
イベントの場合でも、会場近くのRVパークを利用することも可能ですし、会場の制限が特にないようなら前日深夜にキャンピングカーで出発し、早朝に会場の駐車場へ。駐車場の中で開場されるまで仮眠することもできます。
また、キャンピングカーを複数人で利用する場合、宿泊費が節約できるというメリットもあります。
(2)スケジュール
旅に出るのは楽しいけれど、電車やバスを利用するとスケジュールが決まってしまう。
そのため、旅先の道の駅で知った地元の観光スポットへ足を運ぶことは難しくなりますし、偶然見つけた地元の朝市を楽しむこともできません。
しかしキャンピングカーを使って旅にでると、こうした問題を解決することができます。目的地だけを決めておけば、どのルートを使って進んでも構いません。気になるスポットがあれば、寄り道してから目的地へ向かうこともできます。
また、通りかかった農協や道の駅で行われている朝市などを見つければ、そのまま駐車場へ入場して地元の新鮮な野菜や魚を購入することもできます。
キャンピングカーは旅における制限をかなり減らすことができます。自由な時間の使い方ができるのは、キャンピングカーならではです。
(3)アウトドア
キャンピングカーはアウトドアを楽しむためのアイテムでもあります。単に宿泊するだけの乗り物ではありません。
そのため、邪魔くさいと感じるテントの設営を無くしながら、現地で自炊してアウトドアを楽しみ、夜は快適な車内で就寝することもできます。
ご家族の場合ですと、パパだけソロキャンプ気分で車外でテント。ママとお子さんは安全な車内で快適に。こういう過ごし方もできます。
(4)天候
キャンプで困るのが、突然の天候の変化。特に寝ている時間帯に雨が降ってくると、とても困ります。
キャンピングカーなら、仮に車外でテントを張っていても、雨脚が強くなれば車内へ退散することができます。最初から車内で過ごしている場合は、雨が降ってきても関係ありません。
キャンプ場に響く雨の音すら、楽しいイベントのひとつになるでしょう。
また、夏の暑さや冬の寒さもキャンピングカーなら安心です。最近のキャンピングカーにはエアコンとヒーターが装備に含まれているものが増えているため、少しくらい気温が変化しても快適な車内を維持できるようになっています。
(5)睡眠
テントでの睡眠よりも、安心な車内での睡眠は女性やお子様におすすめです。
仮に二泊三日の旅だったとしても、一泊は車内のベッドでゆっくり眠ると疲れも取れますので、全ての旅の工程を楽しむことができます。
2: キャンピングカーのデメリット
メリットの多いキャンピングカーですが、デメリットもあります。
(1)掃除
車外、車内の掃除が必要です。居住空間なのでマメに掃除しておきたいですね。
(2)メンテナンス
車検を含めて定期的なメンテナンスが必要です。そしてメンテナンスには費用が掛かります。
(3)購入金額
一般的な車よりも高いです。基本的にキャンピングカーは特注の改造車なので、どうしても購入金額が高くなります。
(4)駐車スペース
キャンピングカーは小さめのトラックです。そのため小さな駐車スペースは使いづらいもの。また、高さもそれなりにありますので、下道を走るときやお店に入るときは屋根が擦らないか注意する必要があります。
3: 自分たちのライフスタイルに合っているかレンタルで試す
キャンピングカーを購入しようと考えておられるなら、まずは実際に使ってみてから購入計画を進めましょう。
(1)まずは日帰りで使ってみる
いきなり購入して後悔するよりも、自分たちのライフスタイルに合っているのかどうかをレンタカーで試しましょう。
まずは日帰りプランで使ってみてください。近くのキャンプ場へキャンピングカーで朝から向かい、お昼間はBBQなどを楽しみ、夕方には帰宅。
最初は短い時間使ってみて、自分たちが「これ、楽しい!」と感じられるか確認してください。
(2)一泊二日で小旅行
日帰りが楽しめた方は、一泊二日の小旅行へレンタカーで出発しましょう。
旅先のオートキャンプ場やRVパークを予約してから向かうのがおすすめです。
一泊しますので、寝台部分の利用や、夜を過ごすのが楽しいかどうかもチェックできます。
また一泊コースになると日帰りよりも遠くへ向かいますので、旅の途中も退屈せずに楽しめるか確認できます。
(3)二泊三日でキャンプ旅
一泊の小旅行が楽しめれば、おそらくあなたにはキャンピングカーが向いています。
そこで具体的に購入を検討するため、様々なタイプのキャンピングカーを二泊三日のキャンプ旅で試してみましょう。
じっくりと使い勝手を楽しめますし、何種類かのキャンピングカーをレンタルすると、自分たちにとって使いやすいレイアウトや装備が発見できます。
4: 購入してからキャンピングカーで稼ぐ方法
キャンピングカーを購入してから、不思議なくらい乗らなくなったという方もいらっしゃいます。
(1)購入してからの「あるある」とは
購入してから乗らなくなる。乗れなくなる。「あるある」だったりします。
家の駐車スペースにあるだけで動いていないので、もったいないなと思いながらもなんともしようがありません。
これはあなただけではありません。
(2)走らなくても費用はかかる
キャンピングカーはメンテナンス費用が一般的な普通車よりもかかります。また乗らなくても車検は必要です。
持っているだけで費用がかかるので、売りたくはないけれど手放そうかと考える人が増えるのも不思議ではありません。
(3)乗ってないときに稼いでもらう方法
こういった人がいらっしゃるようなので、アイリンクスでは「委託制度」を設けています。詳しくは「レンタカー委託制度」のページをご覧ください。
ざっくりご説明すると、乗っていないときにキャンピングカーをレンタルで使ってもらって稼ぐ方法です。
5: まとめ
キャンピングカーの購入を検討されている方は、メリットとデメリットを必ず理解してからにしてください。
キャンピングカーは決して安い買い物ではありません。また、大きな寸法の車でもありますので、購入したけれど乗らないとかなり邪魔な存在になってしまいます。
ぜひ今回の内容を参考に、あなたのライフスタイルに欠かせないアイテムなら購入を。月に1回、2ヶ月に1回使うくらいならレンタカーを。
こういう判断基準で考えてもらうと、余裕をもってキャンピングカーを楽しんでもらえると思います。