はじめてさんがキャンピングカーをレンタルするときの注意点3つ
街で目にすることが増えたキャンピングカー。
あなたも、お仕事中の外回りや、休日に買い物へ出掛けたとき、偶然訪れた道の駅で、一度くらいは目にされたことがあると思います。
キャンピングカーを見ていると、縛られることが少なく自由に行動できるイメージがありますので、キャンピングカーをレンタルしてご家族で出掛けたいという方も多いでしょう。
そこで、はじめてキャンピングカーをレンタルされる方に向けて、借りてから後悔しないためにも、注意しておく3つのポイントをお伝えしていきます。
目次
1: そもそも普通免許でもOKなんですか?
キャンピングカーって、見た目が大きいので「普通免許」では運転できないように思っている方もいらっしゃいます。
でも、そんなことはありません。
マイクロバスのように11名以上乗れる「大型サイズ」の場合は無理ですが、10人以下の乗車が許されているものなら普通免許で運転可能なんです。
運転席の後ろが大きいですし、内側には住居スペースがありますし、サイドからは屋根を引き出せるようになっていたりもしますから、一見すると特殊車両のように感じます。しかし自走式クレーンのような特別な免許や資格は必要ありません。
ということで、キャンピングカーは特別に大きなもの以外は
- 運転方法は普通乗用車と同じ
- 運転免許も普通乗用車でOK
なので、普通自動車を普段から運転されている方なら、誰でもレンタルして憧れのキャンピングカーライフを楽しむことができます。
2: キャンピングカーをレンタルするときの注意点3つ
普通乗用車と同じ免許で運転して出掛けることができるキャンピングカー。
でも、次の3つのポイントだけは注意しておいてください。
普段運転されている車と同じ感覚で道路に出ると、思いもかけないところで小さなトラブルが発生する場合もあります。
2.1: 駐車場での注意点
駐車場では3つのポイントに気をつけておきましょう。
(1)屋根
精算機の上に雨よけとしてついている屋根。
駐車場の入り口に設けられている「高さ制限」の門。
入り口は突破できても、出口に屋根が取り付けられていることも。
キャンピングカーは屋根の高さが運転席よりも高くなっています。
そのため、油断すると上記の部分に接触し、車へのキズや運転者や同乗者にケガを誘発することもあります。
(2)バック
駐車場でバックするとき、車の長さが長いため、後部の車に接触することもあります。
車止めにタイヤが当たったからといって安心していると、後部車輪から後部の先端までが普通乗用車よりも長いため、気づかないうちに後部車両へぶつかっていることもあります。
(3)脱出
駐車場へ停めたときは、まわりの車も少なく楽々停車完了。
でも、キャンピングカーへ戻ってくると、まわりのエリアへ車がびっしり。駐車場の看板には「満車」プレートが。
こうなったとき、普通乗用車よりも大きくて長いキャンピングカーは、まわりの車のために脱出できないこともあります。
2.2: 高速道路での注意点
まわりとの間隔も広く、運転しやすいのが高速道路。
しかし、ここでも注意してもらいたいポイントが2つあります。
(1)横風
高速道路を走るとわかりますが、山の間や海が近いところでは横風の力が強いことがあります。
キャンピングカーは後部に部屋を積んでいますので、横風が当たる面積も増え、スピードを出し過ぎると車体が風の力で振られることがあります。
まれに、大型トレーラーが横風で横転しているニュースを見ることがありますが、あんな風になる危険性があります。
キャンピングカーは大きくて重いですが、横風には勝てません。風の強い場所では、ゆっくりと慎重に運転しましょう。
(2)減速
普通乗用車での減速距離と、重さも大きさも違うキャンピングカーの減速距離は違います。
普通乗用車なら「余裕で停まれる」距離でも、キャンピングカーの場合には「まったく余裕がない」ということもあります。
減速し始めてから停止できるまでの距離が違います。広めの車間距離で安全に運転しましょう。
2.3: 下道での注意点
下道では4つのポイントがあります。
(1)発進
信号などで止まったとき。坂道の途中で止まったとき。発進するときのタイミングが乗用車とは違います。
車重が乗用車よりもありますので、ワンテンポ遅れるような気がするかもしれません。
(2)停止
減速でもお伝えしましたが、停止するまでの距離が違います。
前に車に近づきすぎないように、余裕を持って運転しましょう。
(3)右左折
後部の部屋があるため、普通乗用車のようにそれぞれの後方を見ることが難しいです。
そのため交差点を渡る人、左を抜いていこうとする二輪を巻き込む危険性があります。
慎重にミラーを見ながら、運転しましょう。
(4)車両制限
下道には背の低いトンネルや電車の陸橋があります。
これらを通るときには、トンネルや橋に表記されている「高さ制限」を見て通り抜けられるのか判断してください。
無理に通過しようとすると、屋根が天井に接触してキズつきます。
最悪なのは屋根が天井に接触して、身動き取れなくなることです。
もし身動き取れなくなった場合は、レスキューを呼びましょう。
どうしても動かさないといけない場合は、車のタイヤの空気を抜くことで車高が下がりますから、取りあえずは通り抜けることができます。
3: キャンピングカーをレンタルするメリット
このような注意点がありますが、それでもキャンピングカーをレンタルするメリットはあります。
そのメリットとは、
- 家族と一緒に過ごす時間が増える
家では別々の部屋にいたり、一緒にリビングにいてもそれぞれが別々のことをしているはず。
でも、キャンピングカーなら、同じ目的に向かって家族で行動することができるんです。
- ペットも一緒に旅できる
鳴いても気にすることはありません。
体調を見ながら、いつでも途中下車が可能です。
これ、電車やバスではできない安心感です。
- 宿の手配がいらない
キャンピングカーを停められれば、そこが宿です。
- 突然の予定変更もOK
道の駅で知ったカフェ。
走っていて見つけたレストランの看板。
地元の人しか知らない野菜販売所。
電車やバスなら途中で停めてもらうことはできません。
でもキャンピングカーなら、いつでも予定を変更できます。
4: まとめ
キャンピングカーでの行動は自由です。
電車やバスのように時刻表はありません。
乗り換え時間の制限もありませんし、宿に入る時間も決めなくてOKです。
しかし、キャンピングカーは車体の大きさや感覚が普通乗用車とは少し違っているため、今回お伝えした3つのポイントを注意することが必要です。
それぞれに気をつけながら運転することで、安全で快適なキャンピングカーの思い出を家族と一緒に作ることができるでしょう。
ちなみに、アイリンクスのキャンピングレンタカーは、3つの注意点を忘れない工夫がされています。
車高を明記したものが運転席から目に付くようになっています。乗った感じを知ってもらうために、ガレージ内で練習してもらうこともできます。
安全に、そして安心して使えるからこそ、他のことでは味わえない非日常を堪能することができるのだと思います。
もしあなたが、京都でキャンピングカーをはじめてレンタルしようと考えておられるのなら、遠慮なくアイリンクスまでご相談ください。
丁寧に、そしてちょっとくらいの無理なら要相談ですが叶うかもしれません。